私にとっての名著―『聖書の読み方』岩波新書

フランクルをもう少し深く理解しようと、旧約聖書に挑むことにした。

大学がキリスト教系だったので、学生時代に聖書にチャレンジしたことはあった。
あったが、あの分厚さと矛盾だらけの内容に、創世記の初めの方で挫折していた。

さて、学生時代の聖書のほこりを払ってみたが、やはりその分厚さに圧倒される。
そんなとき、たまたまのぞいた書店で、『聖書の読み方』(岩波新書)を見つけた。
本書は、特定の教派によらず、自主独立で聖書を読む人を対象に書かれた書で、何故聖書は読みづらいかに3分の1ほどの分量をあてている。
一行一行が納得。
その後、聖書の読み方と、簡単な読書案内が続く。
とても平易な文章で書かれていて、読みやすい。

読み終わると、あの難攻不落に思えた聖書の構造が解きほぐされ、石段がつけられたように感じた。

世の中に名著は多いが、このような書物をこそ名著というんだろう。

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