ある小学生の書いた詩―かつお

がらにもなく、山田邦男『苦しみの中でこそ、あなたは輝く』を読んでいたら、すばらしい詩に出会った。
ブーバーの「我―汝」関係のところに出ていた詩で、ある小学生が書いた詩だという。
解説抜きでじんとくる詩だ。
あまりにもすばらしいので、是非シェアしたくなりました。

かつお

けさ、学校に来がけに
母と言いあいをした。
ぼくは、どうにでもなれと、
母をボロクソに言い負かしてやった。
母が困っていた。
そしたら、学校で、昼になって、
母の入れてくれた弁当のふたをあけたら、
ぼくの好きなかつおぶしが
パラパラとふりかけてあった。
おいしそうに匂っていた。
それを見たら、
ぼくは、けさのことが思い出されて
後悔した。
母は、いまごろ
さみしい心で昼ごはん食べているだろうか
と思うと
すまない心が、
ぐいぐい
こみ上げてきた。

Leave a Response